めいほう食の教科書を学ぶ会

山里の知恵溢れる料理をお母さんたちと学ぶワークショップが開催されています。

明宝地域では、春になると
野山に、山菜が芽吹きます

長い冬の終わりを告げる、ほろ苦い味が食卓にアクセントをつけます。
おかあさんたちは、灰汁抜きをして、長く美味しくいただけるように保存します。

夏になると
畑には、いくいろの野菜が賑わい始め、食卓の色合いも鮮やかに。

夏は、きゅうりばっかり
秋は、ナスばっかり・・・・

ばっかり食の季節は
おかあさんたちの腕の見せどころ。

和えたり、焼いたり、煮たり・・・と、
野菜にききながら調理していきます。

秋になると
長い冬の準備(やわい)の準備です。

太陽の力、風の力を借りて、干したり、雪の力を借りて保存したり。


冬になると、今度は、
正月の準備(やわい)に大忙し。

収穫した、白菜や大根、蕪は
漬物にして樽に仕込みます。

収穫し、干した大豆を使って
味噌をつくり、豆腐をつくって、煮豆をする・・・

収穫したこんにゃく芋を使って
こんにゃくづくり。

収穫したもち米では、
キビ餅、ヨモギ餅、トチ餅、豆餅・・・
家族の大好きな餅をつくっていただきます。

日々の暮らし、豊かな食のつくり方。
そしてそこに秘められた知恵を学ぶ…

里山をフィールドにしたこの学びの会では、
『めいほう食の教科書』(発行:食と体験の國 めいほう推進協議会)を
テキストにしながら、畑で採れた四季折々の食材を使った料理の調理法と、そこに秘められた知恵を学びます。
料理が振舞われる背景となる季節の行事や風習などのお話を聞くこともできると好評です。

また、このワークショップの特徴は、実際、田畑や山や川で採ってきて、つくってみるところにあります。
自然の恵みをいただく、そんなありがたさが、子どもたちにも伝わっていくのです。

 

今では、スーパーでいつでもいろんなものが買えますが、
やはり旬のお野菜のパワーにはかないません。
どんな野菜が畑で育ち、いっぱいとれたらどんな料理にするのか。
体に、四季のリズムが染み込んでいく……そんな学びの会となっています。

明宝の季節の学び、例えば、こんなテーマがあがっています。

●5月下旬 伝統的なお茶づくり
●6月   お日様らっきょ漬け
●7月   梅仕事・赤紫蘇ジュース
●8月   トマト・夏野菜のばっかり食、川魚
●9月   ジビエ料理、栗をあつかう、茗荷のお料理
●10月  豆腐づくり、おからおにぎり、赤だつの料理
●11月  コンニャクイモからこんにゃくをつくる
●12月  花餅・鏡餅づくり、漬物を漬ける
●1月   麹をつかった伝統食、味噌づくり
●2月   初午団子
●3月   ひいなあられ・かい餅づくり、椎茸菌うち

めいほう食の教科書 春〜夏 PDF>

めいほう食の教科書 秋〜冬 PDF>

詳しくは、フェイスブック公開グループ「めいほう・食の教科書を学ぶ会」で情報発信を行っていますので、
ぜひアクセスしてみてください。

【問い合わせ】
めいほう食の教科書を学ぶ会
担当 山田純子
 MAIL>