【9/19】気良歌舞伎「おうちで歌舞伎!地芝居映像配信」

今年の気良歌舞伎公演は映像配信で行います。

4代目新座長の元、若き役者たちが「地元に元気を!」「コロナに負けない!」という気持ちで、マスクをはめて稽古に励みました。

【配信開始日時】
2020年9月19日(土)19:00〜
【演目】
弁天娘女男白浪
第一幕「浜松屋見世先の場」
第二幕「稲瀬川勢揃いの場」
【前座】
磨墨太鼓保存会
〔YouTube〕
気良歌舞伎チャンネル>>>
おうちで歌舞伎!地芝居映像配信プロジェクト(直リンク)>>>
※上記どちらからでも見られます。

撮影当日。明宝歴史民俗資料館・講堂では、一座が手作りで立ち上げた舞台セットの前に、郡上ケーブルテレビのカメラ4台、下座音楽の唄方・三味線方・囃子方が座り、その後ろに明宝音響が機材を調整しながら役者を待つ。天井と壁には地元の人と、市内外よりクラウドファンディングを通じて送られた花が所狭しと披露され、講堂の玄関では衣装屋が役者に隈取りをし衣装を着せていく。高雄歌舞伎の師匠が役者に最後のアドバイスを伝えている。撮影を直前にした役者達の緊張が堂内を満たしていた。

 今年、気良歌舞伎は四代目座長・佐藤真哉さんを始めとする若手の執行部へ代替わりした。その矢先でのコロナ禍。予定されていた全ての舞台が中止となった。しかし彼らは「歌舞伎で地域を笑顔にしたい、そうやって繋いでこられた先輩方の思い。今こそ自分たちが出来ることを行動にすべきなのでは」と考え「おうちで歌舞伎! 地芝居映像配信プロジェクト」を始めた。

 6月から稽古を始め3ヵ月。同時に地域への説明とお願いや、TV・マスコミとの調整、SNSを通じて情報発信と協力金の呼びかけ、新しい舞台の建造など、例年には無い様々な作業を一座はやり遂げた。苦難を乗り越えた今年の舞台は、「歌舞伎で笑顔を届けたい」そんな一座の願いと共に、地域の人へ、そしてインターネットを通じて全世界へと届くだろう。